僕は今回、役柄上すべてのシナリオを知ってしまったんですよね、当たり前ですけど(笑)。
こういうストーリー重視の作品は、物語やミッション、キャラクターのネタバレなどを先に知ってしまうと、どうしても面白さが減ってしまいがちになりますが、知ってしまった今でもなお、楽しみという思いがあり続けるというのは、すごい作品だと思います。
早くゲームをプレイしてみたいです。
ビジュアルや序盤の台詞から、世の中を斜に見ているような雰囲気を持っているのかなと思っていたのですが、実際に演じさせていただくと、まっすぐでいい子だなと感じました。目上の人には敬意を払い、「俺は俺なんで」なんて言わずに友達を大切にする、そして年相応に照れたりもする。そういう子です。
ただ、そのまっすぐないい子が表にあまり出てしまうとコウというキャラクターがブレてしまうと思ったので、その部分がちょっと垣間見える程度に抑えるよう、気をつけて演じさせていただきました。
僕はアニメやゲーム、ナレーションもそうですが、参加させていただいた作品を、自分の反省材料として見ることが多くて、作品を見る時も楽しむというよりも「こう演じれば良かったな」と考えてしまいがちなんですね。
この作品ももちろん、そういった反省点を確認していくことになるだろうとは思うのですが、それ以上に楽しみが大きい、というのが正直な気持ちです。早く音楽を聴いてみたい、アクションシーンを観てみたいという、みなさんと同じような気持ちにさせてくれる、とてもおもしろい作品だと思います。
ぜひすみずみまでプレイしていただき、楽しんでもらえればうれしいです。よろしくお願いします。