世界観

君はアドル=クリスティンを知っているか?

稀代の“冒険家”アドル=クリスティン。彼は生涯をかけて幾多の冒険に挑み、百余冊にも及ぶ“冒険日誌”を残した。

この物語はその“冒険日誌”の一冊、『ゲーテ海案内記』に記されているアドルの冒険のひとつである——。

《セイレン島》

グリーク南方の多島海“ゲーテ海”に浮かぶその島の海域では航行する船が謎の沈没を遂げるという噂があった。

サンドリアからエレシア大陸に向かう旅客船《ロンバルディア号》に乗り込んだアドルは、突然船を襲った巨大海洋生物によって乗客たちとともに船の沈没に巻き込まれる。

目を覚ますとそこは輝くような白い砂浜の広がる海岸。沖に目をやったアドルは気づく。

その島が“永遠に呪われた島”《セイレン島》であることに。

人の手の入ったことのない原始の自然。外界とは異なる進化を遂げた奇妙な生物たち。そして、点在する謎の古代文明遺跡。

漂着した他の乗客たちを救出し人間に襲い掛かる《古代種》から身を守るため、拠点となる“漂流村”を築いていくアドルたち。

やがて、アドルはその地で不思議な“夢”を見る。蒼い髪色をした神秘的な少女と、彼女が生きる見知らぬ世界。

何故その島が“永遠に呪われた島”と呼ばれるのか。その島に秘められた大いなる謎とは。

そして、アドルの夢に現れる少女とは何者なのか——。

伝説の波間に埋もれた絶海の孤島でアドルの新たな冒険が始まる!

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キーワード

セイレン島

グリーク南方の洋上、多島海であるゲーテ海に存在する島のひとつ。

近海を通る船が謎の沈没を遂げると噂されており、現在では人が住みつかない無人島となっている。

島名は航海中の人々を歌声で惑わせ、船を沈めるという地方神話の怪物の名に由来している。

“永遠に呪われた島”とも言われており、好んで近づくものは誰もいない。

古代種

セイレン島に生息している異形の生物の総称。

巨大な爬虫類や鳥類、魚などの姿形をしているが、島外のものとは明らかに異なる生態を持つ。

古代種の中には島に漂着した人間を襲う凶暴なタイプも存在しており、魔物の類ではないかと考えられていたが、外界と隔絶した環境の中で独自に進化を遂げた古代生物だとする説もある。

ロンバルディア号

バルバロス船長が指揮を執る大型の旅客船。

全長50メライ、4本の巨大なマストを有しており、サンドリアとエレシア大陸を結ぶ航路では最大級の旅客船としても知られている。

船内にはパーティー用の大ホール、上流階級向けの1等客室なども完備されており、大陸を渡る手段としてロンバルディア号を利用する貴族もいる。

漂流村

セイレン島の自然地形と知恵を活かして漂流者たちが作り上げた生活の場。

バルバロス船長やドギの主導のもと、砂浜に流れ着いた漂流物や島内で入手した資材によって、生活のための住居や獣の襲撃から身を守る防衛設備、また、アドルの探索の手助けとなる施設が徐々に築かれていく。