ロイド役を長い期間担当させていただいて思い入れも大きいんですけど、『碧Evo』の収録が終わった時に「ロイドとの繋がりが少なくなってしまうな」と思っていた矢先の『閃Ⅱ』だったので、またロイドを演じられるのが率直にうれしかったです。
他のシリーズにまでお邪魔させていただけるということで、プレイヤーやスタッフの皆様から愛されているということがわかり、うれしかったです。
『碧Evo』をプレイしていただいた方はもうわかっていると思うのですが、彼らには自分達の正義のために思いを突き通してクロスベルを守るという最大の任務があります。でもその中で弱い人間にすべてを押し付けることで街が守られていいものか、と葛藤があったりして。
『閃』では追われている側になっているんですけど、視点が変わると悪が正義に、正義が悪に変わるという点が見えますね。ロイドとしてはひとつ上の男になっていることを感じました。今回は男らしさや守るものを根底に抱いている男として、彼なりの正義を表現しながら演じられたかなと思います。
「軌跡」シリーズ10周年ということで、こんなに長く続くのは名誉あることで、それもひとえに皆様が応援してくださっているからだと思います。僕らは『碧』でクライマックスを迎えたにも関わらず新しいシリーズでこんなにも人気を博しているのはうれしいことですし、再び出演させていただけるのは本当にありがたいです。僕らはいち早くシナリオを読める立場ですけど、お芝居しながらリアルタイムで面白い展開のシナリオを追っていけるので、そこは一ファンとして毎回楽しませていただいております(笑)。
前のシリーズからプレイされてもまったく損はさせませんので、楽しんでいただければうれしいです。期待して待っていてください。よろしくお願いします!