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奈須きのこ(TYPE-MOON)「イースⅩ」先行プレイ&近藤社長と対談!

「イースⅩ – NORDICS -」発売に先駆けて「イース」シリーズファン・奈須きのこ(TYPE-MOON)が先行プレイ!

新たな冒険の始まり。「イース」シリーズ4年ぶりの新作となる『イースⅩ -NORDICS-』が9月28日(木)に発売となります。その発売よりもひと足先に、「イース」シリーズの熱狂的なファンの奈須きのこさんが本作の体験プレイに挑みました。日本ファルコム株式会社の代表取締役社長であり、「イースX」のプロデューサーでもある近藤季洋社長のサポートのもと、奈須さんはこのゲームにどんな感想を抱いたのでしょうか。さっそくプレイ開始です!

「イースX」は主人公アドル・クリスティンが海賊のカージャ・バルタとマナの鎖で結びついてしまったことから冒険が始まります。2人は一定の距離から離れようとすると、マナの力によって引き寄せられてしまいます。2人は息を合わせて行動し、時にアドルが先頭に立ち、時にカージャがリードして、危険に満ちた島々を巡るのです。

奈須さんはアドルとカージャが2人ひと組で戦っている姿を見て、「絆ですね!」とひと言。さすがベテランの「イース」プレイヤーだけあって、プレイ開始後、数分ですいすいとフィールドを駆け巡り、あちこちに現われる敵を倒していきます。

「単独で繰り出すスキルと、2人がつながった状態で放つスキルが違うんですね」と奈須さんが尋ねると、「アドル単独だと前々作『イースⅧ -Lacrimosa of DANA-』や前作『イースⅨ-Monstrum NOX-』でもおなじみのスキルを使うことができ、これまでの『イース』シリーズらしい戦闘ができます。カージャとつながっているときは移動速度が遅くなってしまうんですけど、強力な攻撃や防御をすることができるんです。だから、小型の敵はひとりでテンポよく倒していって、中型の敵が出てきたときはコンビでゆっくりと戦闘をする。切り替えながらプレイをしていくことになります」と近藤社長が説明をしてくれました。

先行プレイの続きはこちらよりお楽しみください。

原体験から成長へ――。「イースⅩ – NORDICS -」発売記念!
近藤季洋(日本ファルコム)×奈須きのこ(TYPE-MOON)スペシャル対談

前作から4年ぶりに発売されるアクションRPG「イースⅩ – NORDICS -(以下、イースⅩ)」。その発売に合わせて、日本ファルコム株式会社の代表取締役社長の近藤季洋さんと「イース」シリーズの大ファンの奈須きのこさん(TYPE-MOON)の対談を実施。35年以上にわたる「イース」シリーズへの思いを語り合ってくれました。長く愛されるシリーズに懸ける思いとは?

――「イース」シリーズは35年以上にわたる人気ゲームシリーズです。お2人の「イース」シリーズとの原体験はいつごろになるのでしょうか。

奈須 やっぱり「イース Ancient Ys Vanished Omen(イースシリーズ第1弾、以下、イースⅠ)」の登場は衝撃的でしたね。そのころは中学生だったんですが、X1というパソコン(PC)を武内(崇/TYPE‐MOONのイラストレーター)がもっていて。そこで「イース」の存在を知ったんです。そのころのPCゲームは難しいものばかりだったんですよね。「イース」も戦闘は難しいけれど、それ以外は優しく、美しいイメージがありました。そして、最大の衝撃だったのが「イースⅡ Ancient Ys Vanished The Final Chapter(以下、イースⅡ)」のオープニングです。当時、あのオープニングにあこがれなかったオタクはいなかったと思います。自分はパソコンをもっていなかったので、毎日学校帰りに近くの家電量販店に行って、デモ画面をずっと見ていました(笑)。その時点で日本ファルコムさんはあこがれのメーカーになっていました。イースだけでなく、「太陽の神殿」など、新作を出すたびにユーザーの期待を上回ったものを出されていた。そのころ僕はファミリーコンピュータしかもっていなかったので、ファミコン向けに「イース」が移植されたときに、ようやく自分の手でプレイすることができた。とはいえ、ファミコン版はPC版からどうしてもスケールダウンしているので悔しい思いもしました。それでもおもしろかったんですけど。

「イースⅡ Ancient Ys Vanished The Final Chapter」メインビジュアル

近藤 僕は奈須さんと年齢が近いこともあって、「イース」シリーズとの出会いのシチュエーションがよく似ていますね。僕のクラスにもひとりだけPCゲームを遊んでいる友達がいて。彼が「イース」とよく言っていました。それで「イース」シリーズを知りました。最初にプレイしたのは友達の持っていた「WANDERERS FROM Ys(イースⅢ)」でしたね。なんて音楽がきれいなゲームだろうと思ったんです。その友達が「将来はこのゲームメーカーに勤めたいんだ」と言っていて。そこからファルコムに興味をもちました。その後、僕はファルコムが出していた「英雄伝説」というRPGが好きになって。学生のころに大学でホームページをつくるという課題があったんですね。まだインターネットがメジャーじゃなかったころでしたが、それで「英雄伝説」のファンサイトをつくったら、大学のトップページよりもアクセス数が多かった(笑)。「コンプティーク」さんが僕のページを紹介してくださったこともありました。

――「コンプティーク」が!

近藤 そういう活動をしているなかで、ファルコムとの縁ができまして。開発中のゲームをテストプレイさせていただいたり、スタッフの方とご飯を食べさせていただいたりしたんです。そのときのメンバーに新海誠さんがいらっしゃったりしたんですけど(笑)。そうして、ファルコムに入社できたんです。それが信じられないことでしたし、僕はいまだにファルコムファンなんですよ。自分が今「社長」と呼ばれることもまだ慣れていない(笑)。
奈須 ははは(笑)。

「WANDERERS FROM Ys」より

対談の続きはこちらよりお楽しみください。

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