英雄伝説 閃の軌跡IV - THE END OF SAGA -

SEN NO KISEKI ダイジェスト 閃の軌跡II

警告 WARNING

このコンテンツには「英雄伝説 閃の軌跡II」に関する重大なネタバレが含まれています。

第1章「灰色の戦記」

自分がすべき事を成す為、リィンはまず交易で賑わう街ケルディックへ向かった。

そこで、潜伏していたマキアス、エリオット、フィーと最初の合流を果たす。

《第四機甲師団》が駐屯する《ガレリア演習場》を目指す彼らと、リィンも共に向かう事となった。

貴族連合軍の非常線をかい潜り、辿り着いた《ガレリア要塞》跡地。

演習場までもう少し……ところが、《西風の旅団》の《罠使い》ゼノと《破壊獣》レオニダスが立ち塞がる。

余裕を見せる2人に対し、リィン達は凌ぐことしかできない。

そして滑りこんでくる数体の機甲兵。演習場へ奇襲をかけに来た連合軍だった。

リィンは呼び寄せた《灰の騎神》で機甲兵に応戦するものの、数の差が大きく不利な状況だった。

追いこまれるリィン達。すると、彼らを制止させる豪胆な声が空気を揺らした。

その声の主は、猛将《紅毛のクレイグ》。彼は部隊を率いて牽制攻撃を仕掛けた。

氷の乙女アイスメイデン》──クレア大尉が率いる《鉄道憲兵隊》も援軍に来ていて、連合軍と猟兵を退ける事に成功する。


その後、クレイグ中将から正規軍の情報を得つつ、軍への勧誘を受ける一行。

しかし、まずは“仲間達を見つける”ため、即答はせずに演習場を後にするのだった。

次に向かった先は、雄大な高原が広がる遊牧民の地、ノルド。

ゼンダー門を守るゼクス中将によると、貴族連合軍に《監視塔》を占拠された為に通信が使えない状態になっていた。

《VII組》メンバーの安否を探るべく、馬を借りてノルドの集落を目指す。

訪れた集落で、ガイウス、アリサ、ミリアムと再会。

リィンはノルドの地と遊牧民を守る為、ガイウスらと《監視塔》奪還に動く。

厳重な守りを突破し、ついに塔の屋上にある通信妨害装置に辿り着くのだった。

しかし、《身喰らう蛇ウロボロス》の執行者《怪盗紳士》ブルブランと、エリゼ達をさらった少女──アルティナが現れる。

奮闘の末、勝機が見えたと思われたがブルブランの“影縫い”によってリィン達は窮地に陥ってしまう。

(もう“鬼の力”に頼るしかない。)
リィンがそう覚悟した矢先、白銀の光が地を穿った。

華麗に鋼糸を操るのは、結社の一員にして、ラインフォルト家に仕えるメイド。シャロン・クルーガーその人だった。

彼女の登場により、今度こそ優勢に立てたリィン達。

ようやく妨害装置を破壊し、ノルドでの事件は収束に向かうのだった。

次に訪れたのは、湖に浮かぶ古城と霧に包まれた街並みが幻想的なレグラム。

その地では《槍の聖女》サンドロットの居城とされる《ローエングリン城》で異変が起きていた。

先行して古城の調査をしていたラウラ、エマと合流。異変を解決した。

その帰り。エマは自身が《魔女の眷属ヘクセンブリード》である事を打ち明けた。

重要な事を隠していた自分は一緒に行動する資格が無いと呟く彼女に、リィンは優しく言葉を返す。

改めて《VII組》である決意を固めたエマ。……こうして、探すべき仲間はあとユーシスのみとなった。

貴族連合軍の中核である《四大名門》アルバレア家のお膝元──バリアハート。

リィン達はユーシスの誘導によって停泊中の飛行船内で再会を果たす。

しかし、ユミル襲撃を命じた父と貴族連合軍総参謀の兄をもつユーシスは、共に行く事は出来ないと告げる。

それでも粘り強く本心を問うリィンに、ユーシスは一騎打ちを申しこんだ。

峡谷道にある高台での一騎打ち。ユーシスはリィンに敗れ、《VII組》として行動する事を誓った。

ところが、その様子を離れた場所で眺めていた結社の2人が動き出す。

《鉄機隊》筆頭、《神速》のデュバリィ。結社最強と名高い《劫炎ごうえん》のマクバーン。

これまで出会った執行者とは桁違いの強さを前に、リィン達は圧倒される。

一気に修羅の場と化した高台。そこに、よく通る女性の声が響き渡った。

雷鳴のとどろきときらめきを纏い、降り立つ。《VII組》の担任教官にして元遊撃士のサラ・バレスタインだった。

再び始まる激闘を、皆が覚悟した時。今度は崖下から怒声が飛んでくる。

幸か不幸か、アルバレア公爵率いる機甲兵団がユーシスを追い、介入して来たのである。

リィンはヴァリマールを召喚し、エマの転位陣でその場を離脱。

これで、クロウ以外の《VII組》が揃った。

ユミルに帰還し、今後の方針を話し合うリィン達。

正規軍や貴族連合軍にも属さない“第三の道”として“何を成すか”。その方針を決めかねていた。


そんな時である。招かれざる声が水を差した。

クロチルダの声と共に、激しい機関音がリィン達の耳を打つ。

屋敷を飛び出して見上げた空には、貴族連合軍の旗艦《パンタグリュエル》。

甲板には、総参謀のルーファス、《蒼の騎神》オルディーネに乗るクロウの姿があった。

ユミルへの侵攻を防ぐ為、リィンはクロウと対峙する。

しかし今の力量では遠く及ばず、明確な実力差を見せつけられてしまう。

他の《VII組》メンバーも応戦するが、ルーファス1人にすら歯が立たなかった。

貴族連合軍のトップ——カイエン公爵はその様子を見て、訪れた用件を語る。

リィンをパンタグリュエルに招待したい。

招待に応じれば、内戦が終わるまでユミルに一切の干渉をしない、と。

見え透いた罠に警戒しつつも、さらわれたエリゼ達のことを想うリィンは申し出を承諾。

単身パンタグリュエルへ乗りこむのだった。