英雄伝説 閃の軌跡IV - THE END OF SAGA -

SEN NO KISEKI ダイジェスト 閃の軌跡III

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このコンテンツには「英雄伝説 閃の軌跡III」に関する重大なネタバレが含まれています。

序章「春、ふたたび」

──七耀暦1206年、4月。

温かな風が流れ、ライノの花が咲き乱れる頃。

帝都近郊の街リーヴスにリィンは降り立った。

学生の身でありながら、内戦終結にクロスベル戦役、そして《北方戦役》で武功を立てた英雄。

《灰色の騎士》の名は国外にも知られ、人々はその姿に、憧憬と羨望の眼差しを向けるのだった。

そんなリィンが卒業後に選んだ新天地。

それは、今年発足したばかりの《トールズ士官学院・第II分校》に、“教官”として着任する事だった。

一足先に赴任していたトワに案内され学院の門をくぐったリィンは、“曰く付き”の同僚に出迎えられる。

鉄道憲兵隊所属の、ミハイル・アーヴィング少佐。

帝国軍・クロスベル方面隊から出向した、ランドルフ・オルランド。

特別顧問として赴任した、G・シュミット博士。

分校長を担うのは、内戦で貴族連合軍の総司令を務めた敗軍の将──オーレリア・ルグィン。

その後の入学式にて、《VIII組・戦術科》《IX組・主計科》へのクラス分けと担任教官が発表される。

ところが、リィンの名は呼ばれず、生徒3名と一緒に取り残されていた。


不敵な笑みを浮かべて告げるオーレリア。

残った3名の所属は《VII組・特務科》。担任教官はリィン・シュバルツァー、と。

特務科となった4人は、実力テストとして敷地内に建造された《アインヘル小要塞》を攻略する事に。


帝国の武門として知られる名家の子息、クルト・ヴァンダール。

クロスベル警察学校出身、ユウナ・クロフォード。

“元”帝国軍情報局所属、アルティナ・オライオン。

含みを持たせた態度をとる3人と共に、リィンは攻略を開始するのだった。


待ち受ける魔獣を倒していきながら、互いの武器や連携を確かめる4人。

終点で現れた《魔煌兵》も、ARCUSIIの《ブレイブオーダー》を駆使して撃破する。

実力テストを通して、改めて《VII組・特務科》への参加の希望を問うリィン。

思うところはあったが、生徒達はそれぞれ参加への“意志”を示し──

全員の意見がまとまったところで、リィンは特務科の発足を宣言。

新生《VII組》が始動するのだった。